こんにちは、しなもんです。
先日学資保険の記事を書きました。
学資保険がいらないなら、どうやって教育資金を貯めるんだよって疑問に思うかたもいらっしゃいますよね。
今回は教育資金をいくら準備する必要があるのか、そして学資保険以外で教育資金を貯める方法を紹介します。
Contents
教育資金はいくら必要なのか?
まずは教育資金いつまでにいくら必要なのか、ゴールの設定が必要です。
公立を選ぶのか、私立を選ぶのか…
教育費は子どもが選ぶ進路によって金額が大きく変わります。
教育資金の必要額を計算してみる
私が考えているケースを例にしてみます。
(分かりやすくするため、数字はかなりざっくりとしたものです。)
- 0~6歳は保育園に通う(年間保育料 3歳未満54万円、3歳以上36万円)
- 小学校・中学校は公立に通う (年間学費小学校30万円、中学48万円を想定)
- 高等学校は全日制の私立に通う (年間学費100万円を想定)
- 大学は自宅から4年制大学(文系)に通う (年間学費100万円を想定)
全体を概算すると最低でも約1,300万円ほどが教育費として必要です。
おそらくこれ以外にも教材や習い事などで費用はどんどん増えていくことでしょう。
さらに高校から私立とすると、年間の教育費がグッと増えますね。
0歳~中学卒業までは15年間で約450万円かかるのに対し、高校~大学の7年間で約850万円とかなり大きな金額が必要になってきます。
そこで、私は中学までの教育費は毎月の生活費から支出する予定です。
中学卒業までに高校と大学の学費分850万円を貯められるだけ貯めておきたいと考えています。
児童手当で賄える金額
所得制限が適用されなければ合計200万円前後の児童手当を受け取ることができます。
0歳から中学校卒業まで支給されるので生まれた月によって最終的な受取総額が違います。
児童手当は全額教育資金として残しておくのがベターです。
学資保険以外で教育資金を貯める方法を紹介
1.はじめの1歩は先取り貯蓄!財産貯蓄や積立定期預金を使う
貯金したことがないという方にまずやっていただきたい財産形成預金と積立定期預金を紹介します。
財形貯蓄とはよく「財形」と略されているものです。
- 給与天引き=強制的に貯金できる
- 元本割れしない
- 会社の制度によってはおまけもつく
- 解約自体はいつでも可能
財形のいいところは解約の手間がかかることです。
私の会社ですと、財形の引出しを申請する書類には上司の印が必要です。
めっちゃハードル高いと思いませんか?
裏を返せばデメリットかもしれませんが、気軽に引き出せないので誘惑があっても踏みとどまることができます。
会社によって財形制度がないこともあります。
その場合は銀行などの積立定期預金を使いましょう。
銀行によって商品名が違いますが、対応する商品はありますよ。
- 給料日に一定額を積立することで財形貯蓄と同じ効果
- 元本割れしない
- 解約はいつでも可能(ネットで解約できるところもあります)
財形と積立定期預金の悪い点としては利息が限りなく0%に近いことです。
元金はどんどん貯まっても、利息分が増えません。
あくまでもローリスクローリーターンの運用方法です。
2.投資初心者なら!投資信託を始める
財形や積立定期じゃ全然増えないし、運用して増やしたい!
そんなニーズのあるかたにおすすめなのが投資信託です。
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
↓投資信託の基本が知りたい方はこちらを参考にしてください
私自身は結婚する少し前の2011年から投資信託で積立をし始めました。
主に使っている証券会社は「SBI証券」です。
現在は毎月1万3千円分を積立投資しています。
これから15年積立投資を始めるとして計算してみましょう。
- 積立額は234万円
- 年1%で運用できれば約252万円
- 年3%で運用できれば約294万円!
- 運よく年5%で運用できれば約345万円
なかなか年3%以上で運用することは難しいと感じてます。
株価や為替変動のリスクがあるので、マイナスになってしまうこともあるかもしれません。
短期集中で売買するよりも、長期的にコツコツと積み上げていくのが良いですよ。
今は手数料が安いものがたくさん出てきていますし、少額から始めることも可能です。
楽天証券だと楽天のポイントで投資信託に挑戦することもできますよ。
投資初心者でも始めやすいのではないでしょうか。
3.ほったらかしも可能?!ロボアドバイザーをはじめてみる
基本的に中身は投資信託と同じですが、こちらは投資する先をロボットに一任しちゃいます。
私は2017年6月から「ウェルスナビ(WealthNavi)で運用中です。
私がウェルスナビを選んだ理由は以下のとおりです。
- 運用するプランを決めたら自動運用してくれる
- 積立投資ができる
- 手数料がシンプル、長期で預けると割引も有
- 確定申告が不要
- 専用アプリで運用成績を確認できる
毎月1万円、ボーナス支給のある月は+4万円を積立で運用しています。
これから始めると仮定して、ウェルスナビの公式ホームページで無料診断してみました。
- 初期投資10万円
- 月2万円
- 15年間運用
- リスク許容度は5(1番リスク高い運用)
こんな条件で無料診断をしてみると…
投資額370万円に対して、70%の確率で455万円以上になる予想です。
もちろん投資なので、このようにうまくいくかどうかは将来になってみないとわかりません。
ウェルスナビの他にも「THEO」や「楽ラップ」などのロボアドバイザーがあります。
自分に合ったロボアドバイザーのサービスを選んでほったらかし運用してみてはいかがでしょうか。
4.投資経験があるなら!個別株やFXで稼ぐ
がっつり投資や資産運用の知識・経験があるなら個別株やFXなどを考えてもいいです。
私は職業柄個別株やFXの運用ができない立場なので、こういった商品での運用経験がありません。
投資の知識や経験を生かして大きく増やすことも可能ですが、リスクもあります。
投資の初心者ならばなるべく避けるか、少額で始めてみるのがよいです。
【まとめ】教育費は思ったよりもかかる!教育資金は早めに準備しよう
貯金にしろ、投資で運用するにしろ、スタートは早ければ早いほどいいです。
「教育資金を用意しなくちゃ」と思い立った時が、スタートのチャンス。
自分に合った方法で貯金や運用をしていきましょう。
もちろん1つの方法にとらわれることなく、財形と投資信託やロボアドバイザーなどを組み合わせていくのもアリです。
私自身は投資信託の積立とロボアドバイザーの2本立てで教育資金を用意していく予定。
子どもたちの将来のためにコツコツと準備していくことが大切ですよ。
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